2011/10/02

Human Rangefinder Card (テスト撮影)

ハーフサイズカメラ OLYMPUS PEN の S2.8 や D3 を好きで使っていますが、これらの機種を使っていて悩ましいのが目測によるピント合わせです。

先日 twitter で「Human Rangefinder Card」なるものを作れるサイトが紹介されていたので早速作ってみました。→Human Rangefinder Card Generator

「自分の左右の目の間隔」と「手を伸ばしてカードを持った時のカードと目の距離」を入力するとカードを作成してPDFのファイルを生成します。距離目盛も任意に指定できます。

カードの上部にある距離目盛を使って距離を測ります。被写界深度表は無くてもいいでしょう。
使い方は、左目で撮影対象を見て腕を伸ばしてカードの左端にある0mの目盛を合わせます。そのまま右目で撮影対象に重なる距離目盛を読み取ります。手の位置が動くときは、両手でカードを持つと安定します。

出来上がったカードと OLYMPUS PEN S2.8 を持って試写に出かけました。
撮影はすべて OLYMPUS PEN S2.8 + FUJICOLOR 100 です。


0.6m(最短撮影距離)
まずは最短撮影距離で彼岸花を、腕の長さの範囲内なのでカードの目盛は使わず撮影。


4m
4mは微妙な中間距離、ピントは車いすの車輪


3m
見上げると遠く感じるせいか目測を誤ることが多いのです。ピントは左側の街灯。


3m
これも目測の難しい中間距離。


1.5m
目測では1m~2mくらいが一番悩みます。近距離は被写界深度が浅くなるので目測を誤るとピンボケが目立ちます。ピントは上部パイプの手前端


1.2m
目測で、1.2mと1.5mの違いはほとんどわかりませんでした。ピントは駐輪禁止の「輪」の文字


10m以上になれば問題なし、無限に合わせて少し絞り込めばOKです。
ところで、このミリタリー系の配色の船たちは何なんでしょうか?

いかがでしょうか?
近接(1m)から中間距離(8m)程度の目測では難しい距離の判断が適切に行えるようになったのではないかと思います。カードをかざして片目を交互につぶる姿は少々怪しいところはありますが、これからも使っていきたいと思います。

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